今回はモンゴルを舞台に撮影された、うつくしい映画「らくだの涙」に出てくる、モンゴル地方に伝わるラクダの話です。
これまで私は人間の手足として、あまりにも従順に黙々として働くラクダは好きではなかったのですが、この映画を観て、いっぺんに好きになってしまいました。
ちなみに空想上の龍の顔は、ラクダからきているという説もあります。
ラクダがやさしいのは、自分の強さをしっているからなのです。
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ラクダは力持ちで美しい動物だ。
モンゴルのラクダは象やライオンみたいに強い。
むかし神様はラクダに角をくださった。
ある日ずるい鹿が来て、角を貸してくれと頼んだ。
鹿はラクダの角を頭に飾って、西のお祭りに出たいという。
心やさしいラクダはその言葉を信じて角を貸してやった。
それ以来いつもラクダは地平線を見つめるようになった。
鹿を待っているんだ。
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― K ―