あごの下がめっきり白くなってきたなぁ(私もか?)もう一人(?)の家族、愛犬ラブの話である。
彼女は8歳と5ヶ月、人間の年齢にすると50歳位のオバサンだそうだ。いや、“オバサン”はまずい!うちには、その50歳位の妻がいる…。
私は、ラブに毎朝5時頃起こされる。「お腹すいた、ごはん!ごはん!」と、寝ている私の顔に冷たい鼻をくっつけて来る。(うーん眠い…もうちょっとガマンしてくれ)と、布団にもぐるが、“ご飯攻撃”は続きルームサービスとなる。なぜ“私”なのか…?それは、下の部屋で寝ているのが、私とラブだからである。妻と娘は2階で寝ている。ひとりで下で寝せると、淋しいのだろう。「ワオーン」と遠吠えをする。それこそ夜中にである。仕方なく私が下に降りた。以来そのままである…。
『犬社会』は上下関係で成り立ち、同等というものはないそうである。そして、なぜか私はラブより下なのである。ちっとも言うことを聞かない。(飯をやっているだろう?冬には、寒いから私の布団にもぐりこんで来るじゃないか、世話をしてやってるんだぞ!)妻いわく「ラブが一緒に寝てやってるんだわさ。」「犬臭くなるじゃないか。」と言えば、娘に「仕方ないじゃん、犬なんだから。お父さんだって男臭いし!」と言われる始末…。(私は大黒柱だぞ!!)と叫びたい。柱?電柱だって犬にオシッコかけられる為に立っているようなもんよ…と言われそうなので言わない…。

ラブのボスは妻である。何で妻の言う事はちゃんと聞くんだ?…やはり空気を読んでいるか…おまえはエラいな~。
3年前、妻が入院している時は、20日間、毎日々裏口を見つめて帰りを待っていた。あの後ろ姿に感じたのは、まさに『愛』である。
ラブの存在は大きい。ラブがいなくても夫婦の会話はあるだろうか…と考えると自信がない。おい、長生きしてくれ!私は犬なんてゆー奴と暮らすのは初心者だが、妻の実家は大の犬好きで子供の頃から犬がいる環境で育ち…だが、3匹亡くしている。おまえは3匹分の人生、いや犬生を背負っている“最後の犬”らしいから。お前が死んだら、お前の大好きなお母さんは寝込んでしまうぞ!私もあきらめて子分をやらせてもらおう。だから長生きするのだ!でも、できたら…これからの季節、もうちょっと朝ご飯は遅くして頂きたい。無理か…。
H.M